本日はHBS同期のRUの紹介で、ある日本に進出したばかりの、アジアを中心に投資している中規模の外資系PEファンドの社長&MD2名とディナーをしました。RUには昨日も、RUの前職の外資系PEファンドの社長を紹介していただき、感謝感謝です。
このファンド、社長の方は日本人で、日系と外資系の証券会社を両方経験されており、日本の事業会社のマネジメント経験もあるシニアな方。MD2名はアメリカ人で、いずれも日本の証券会社や銀行と日本に進出した外資系PEファンドの出身者で、日本のマーケットを理解した方たちでした。日本には昨年進出したばかりなのですが、中国やインド等のアジア全体では40件ほど投資を過去に行っており、アジアではかなり実績があるとのことでした。
昨今、色々な方にお話を聞いて、日本の現在のPEマーケットはディール数が伸び悩む一方資金量は増加して競争が厳しくなっており、投資先に対してどのようなバリューを提供できるかという点で差別化をしっかりしないと、(高いValuationをつけられないということもあいまって)案件がとれないという風に理解していたので、こうした新たに日本に上陸した中規模の外資系PEファンドがどのような戦略をもっているかは大変興味がありました。
お話を伺ったところ、投資のターゲットはEVベースで数百億円の前半くらいの、大きいファンドが狙わないような中小企業で、その中でも特に国内販売が鈍化しているけれども海外に商品・サービスを展開すれば成長する余地が大きい中小企業をねらっているということでした。このファンドが投資先にAddValueできる点は、豊富なアジアでの投資経験に基づいて、中国などアジアでのビジネス展開を支援できるという部分で、近々第一号の投資案件がリリースされ、人員もこれから徐々に増やしていくようでした。
PEファンドの競争環境がハードになっていく中、こうした投資先へつけられる付加価値を明確にもっているファームがこれからは競争を勝ち残っていくのだなと感じました。
ちなみに、MDの1人はHBSの先輩でもあり、気さくだけどとても切れる方だったのですが、そんな彼でもHBSの1stQuaterはかなり大変だったとのこと。Accountingはきっちり基礎を事前につけておくことを進められました。渡米まで2週間を切り、期待とともに戦々恐々ともしてくる中、やはり色んな人に生の話しを聞くことは面白いし勉強になるなあと感じさせてくれる夜でした。
楽しかったよね。2日連続で美味しかったし。ああいうコンセプトのファンドが成功してくれると、新しい局面を迎えたのだなぁと思います。プレスリリースが楽しみですね。いいアソシエイト候補がいたら、紹介してくれとのことでした。
投稿情報: RU | 2007年6 月27日 (水) 05:42
楽しかったよね。2日連続で美味しかったし。ああいうコンセプトのファンドが成功してくれると、新しい局面を迎えたのだなぁと思います。プレスリリースが楽しみですね。いいアソシエイト候補がいたら、紹介してくれとのことでした。
投稿情報: RU | 2007年6 月27日 (水) 05:43