さて、早いもので今年ももう大晦日です。
12月中旬にTerm3の試験も終わりHBS生活ももう残り1/4を残すのみとなりました。
試験終了後は約10日間ほど東京で人と会ったりインタビューを受けたりしてました。金融危機の影響もあり、人員削減や採用凍結等があり就職活動はなかなか苦労していますが、これはと思える会社を見つけられたのでそこからオファーもらえたらいいなーと思っています。(期待すると落ちた時のショックがでかいので、あまり期待せずに待っていようと奥さんとは話していますが。)
さて、今年一年を振り返って、印象的な出来事を個人・社会含めて考えてみました。
まずは、年初に結婚式をあげて奥さんと本格的に二人で生活を始めたこと。やはり二人で生活するようになると、考え方ががらりと変わったなと思います。今までは、基本的には自分のことを考えて物事を決めたり行動していたりしましたが、二人で生活するようになってからは、まず奥さんのことを考えるようになった気がします。特に秋以降は、就職活動を本格化させたので、色々と心理的にストレスがかかる日々が続き、苦労をかけたように思います。来年は、就職が決まった後はリラックスして残りのボストン生活及び卒業後の生活をすごさせてあげたいなと思います。
次に思い浮かぶのは、やはり世界的な金融危機でしょうか。サブプライム問題としては、昨年の夏から危機だ危機だと感じられていましたが、学生という身分もありなんとなく実感がわいていませんでした。春にベアスターンズが破綻した際もJPモルガンに吸収されることになったため、その感覚が変わることはなく、夏のインターン中も景気は悪くなったけどアメリカ政府がなんとかするでしょう的な能天気な気分でいたなあと今から振り返れば思います。9月に学校が始まってセクションの仲間と再会して、サマーどうだったーみたいな話をした際も、あまり危機感なく、リーマンでサマーインターンをした奴が、「おれはリーマンが潰れてオファーがなくならないように祈ってるよー。」と冗談めかして話してみんなで笑いあったりしていました。それが、9月15日にリーマンが清算されると決まり、ガラッと雰囲気が変わりました。そこからはジェットコースターのように金融危機が悪化し、日本も含む世界同時不況につながっていったのはご存知のとおりです。
個人的には就職活動に大きく影響がでたりして困ったことなのですが、この時期にアメリカ及びHBSにいられたという事は非常に勉強になりました。当然授業でもトピックとして経済情勢のことは話題にもなりますし、同級生とも日々そのことについて話しました。特に、InvestmentManagementのクラスでは、毎授業の最初の20分くらいは現在進行中の金融危機と政府の対応策について教授を含め議論したり、今回の金融危機で大もうけしたヘッジファンドの代表(John Paulson, Jeremy Grantham等)がきたりと、すごくいい経験ができました。色々ネガティブな影響もありますが、勉強するには最高の環境であったとも思います。
後は、やはりJapanTripでしょうか。昨年の11月くらいから準備を始めて、今年の5月末にやり遂げたJapanTripは140人の大集団での旅行ということもあり、準備も大変で旅行中もトラブル多発で大変でしたが、日本人同級生の仲間と協力して、HBSの同級生に自分のホームカントリーである日本を紹介することができ日本をとても好きになってもらえたことは、とても誇らしかったし、人生の中でも最高に楽しかった出来事の一つといえるような気がします。Trip Organizerとして学んだこともたくさんあったし、HBSの授業で習ったLearningを実際に使ってみたり、体験したりできたこともすごくプラスだったと思います。
Term3の授業については別に書きたいと思いますが、ぱっと思い浮かんだ印象的な出来事はこんなところです。あと5分くらいでボストンもNewYearを迎えますが、来年もいい年にできるようにがんばっていきたいと思います!
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