早くもFinalのFRC(会計)とMKT(マーケティング)が終了。
FRCはあまり予想していなかった売り上げの認識に関する分野からの出題で、時間がなくて死にそうでした。いい答案を書こう!と意気込んで受けたものの、あまりに時間がなくて途中からとりあえず全部埋めて、時間切れで爆死というリスクを回避する方針に転換。結果的に、時間ぎりぎりで解答を埋められたのでよかったです。。
MKTは読むのと分析に時間がかかってしまい、書きたいと思っていた分析を書く時間がなくなってしまい不完全燃焼。試験終了後にPriceを一部書き間違えていたことに気づき落ち込み、さらに分析の切り口がMajorityの同級生と違うことが判明しショックを受けました。(同級生の多くは商品導入によるコスト削減効果をValue Propositionのメインにしたところを、自分は工場のWorking Environmentの改善をメインにして書きました。)なんとか単位が取れていることを祈るのみです。。
さて、MKTも先週で授業が当然ながら終わりました。自分はあまり今までMarketingに触れたことがなかったのですが、すごく面白かったです。教授はJohn A. DeightonというMarketingの世界では結構有名な教授で、ケースもたくさん書いている方です。Pre-MBAからDeightonには習っていたのですが、彼は授業の進め方が非常にうまく、生徒の発言を丁寧に聞きつつも、論理が薄かったりフィーリングで主張しているようなところがあるとそこに突っ込み焼いて、その後フォローをして自分の口から重要なポイントを言うのではなく生徒に気づかせる、という流れで授業を進めます。Deightonの授業で発言するのは、突っ込まれるので勇気がいるのですが、うまく発言できるととても満足度が高いのでがんばって準備していきました。
コースの進み方は、5C分析(Customer, Competitor, Company, Collaborator, Context)、Understanding Customers and their Behavior、Segmentationと基本を学び、その後4P(Price, Product, Promotion, Place)、Customer Management、Brand Managementという順番でModuleをこなしていきました。ケースも鳥のコンタクトレンズのODI、養毛剤のPropeciaなどの色物系?から、Starbucks, Coca Cola, P&G JapanのSK-IIなどの有名な商品のケースまで色々と学びました。最後のほうに扱ったDoveのReal Beauty Campaignに関するケースは、CMにあえてスーパーモデルではなく普通の女性を起用して、Naturalなのが一番美しいというコンセプトを訴え世の中に議論を起こし、このコンセプトに賛同してくれるならばDoveを買ってねという特殊なPromotionの手法に関するケースで、非常に面白く感じました。テレビCMではなく、Youtubeを使ったPromotionを行った点も新しく、Case WriterがDeightonだったこともありDoveのマーケティングマネージャーも来てくださり、とても面白い議論ができました。
DoveのReal Beauty Campaignに関するCMはこちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=NAOIo2OzeII
そんなDeightonが最後の授業で教えてくれた、Top Ten Truths of Marketingを書いてみます。
Top Ten Truths of Marketing
Marketing is everything.
No problem, no sale.
Sell what you believe in. The rest is scam.
Don’t tell anyone your costs.
If you think your market share is less than 10% or more than 50%, you are wrong.
Destabilize competition.
If you spend money and don’t do better in the market, you might be an engineer.
Don’t ever be boring.
Give more value than you take.
Be nice to customers. Don’t date one you wouldn’t marry.
Raise your price.
なかなか深いですよね。
残り三つ試験がんばります。
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